
90ｍｍレンズ対決（２）解像力

	① Zuiko 90mm F2 Macro ② Elicar V-HQ Macro 90mm F2.5 ③ Vivitar Series 1 28-90mm F2.8-3.5		使用カメラ：OM-2 S/P 被写体までの距離：約7ｍ 5400dpiでスキャンして、赤い囲み線部分を拡大 (長辺を2.5ｍ程度に引伸ばした拡大倍率に相当)


囲み部分にはハガキが貼ってある。上段には男性の上半身とエンジン、下段にはクルマの写真が載っている。クルマの上には白抜きで「JOHN COOPER WORKS TUNING」の文字がある。

絞り2


絞り開放から素晴らしい解像力を発揮する。開放で既にElicarの絞り４に匹敵する解像度に達している。

絞り2.8／2.5


絞り2.8の時点で十二分な解像力を見せる。ここから先、絞りは解像度を上げるためではなく、単に被写界深度を調節するためだけの存在となる。


絞り開放ではシャープな画像は期待できない。このレンズの開放絞りはピント合わせを容易にするためにあると考えた方が良いかも知れない。

絞り4


さらにシャープになり、申し分ない解像度を発揮する。


開放から一段絞ると急激にシャープさを増し、まずまずシャープな画像を得ることができるようになる。


90mm域の開放F値3.5から1/3絞っている。単焦点レンズにほとんど見劣りしない解像力を発揮する。ズームレンズの絞り開放付近としては非常に優秀だ。

絞り5.6


絞り４とあまり変わらない。これ以上のシャープさを求めるなら、35㎜ではなく中判・大判カメラにするべきだろう。


絞り４から更にシャープさを増すが、まだズイコーとは差がある。


急激にシャープさを増し、ほぼ単焦点並みと言ってよいレベルに達する。それにしても良く出来た標準ズームだと思う。








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