Soligor 200mm F2.8 レンズ構成 5群5枚 画　 　角 12゜ 最近接距離 2.5m 絞り羽根枚数 8枚 最 小 絞 り 22 フィルター径 72�o 全長×最大径 142×78�o 重 　　量 700ｇ 価　 　格 209米ドル('79) このレンズはサン光機（ゴトー・サン）のサンバリオナー200mmF2.8のOEMだ。とかく安物のイメージが強いサンレンズだが、このレンズはなかなか優秀だ。同じ5群5枚のレンズ構成を持つズイコー180�oF2.8MCと比較しても光学性能は同等以上で、解像力はズイコーよりも優れている。絞り開放付近ではコントラストが低いものの、絞り込んでいくにつれて解像力・コントラストともに増していく。 このレンズを見ると、黎明期のズームレンズ開発で鍛えられただけあって、サンの単焦点レンズはなかなかの水準だったことを感じさせるが、サンはカメラ毎日の「カメラ・レンズ白書」で酷評されたことでブランドイメージを落とし、'80年代中頃に破綻してしまった。ブランド信仰と耳学問が幅をきかすカメラ市場の悪弊が招いた悲しい出来事だ。