Panagor PMC Auto Macro 90mm F2.8

レンズ構成

4群6枚

画   角

27゜

最近接距離

0.35m

絞り羽根枚数

8枚

最 小 絞 り

22

フィルター径

62o

全長×最大径

84×67o

重   量

520g

価   格

375米ドル('83)

Panagorは日本のジャカ(JACA Corp.)という会社のブランドで、Panaと言っても松下電器産業とは何の関係もない。この会社の80年代のカタログを見ると、28oから500oまでの7本の単焦点レンズと3本のズームレンズがラインナップされているが、いずれも自社生産ではないようだ。
このレンズはアダプターなどを用いずに単体で1:1の等倍撮影ができる中望遠マクロレンズで、Vivitar 90mm F2.8 Macroとは一卵性双生児の関係にある。両方のレンズのユーザーだった昆虫写真家の海野和男氏によれば、Vivitarがディスコンになった後に入れ替わるようにPanagorが発売されたそうで、製造元もVivitarと同じコミネと考えて間違いないだろう。Vivitarとの実写比較でも描写傾向はウリふたつだ。玉数はPanagorの方がかなり少ない。

《無限遠の状態》